カヴール教

紀元前6200年頃、現在のハリナロ付近に突然変異によって魔法を使えるようになった人間であるカヴールを教祖とする。

経典によれば、アセンとカヴールの前に神が降臨しカヴールには魔の力を、アセンには永遠の命を授けたと言われている。
アセンは始め、強大な力を授かり人々から畏怖されるようになったカヴールを妬んでいたが、時は過ぎカヴールが老いてくるといつまでも若々しいアセンを妬むようになり、その死の間際にアセンを呪い死んだと言われる。

初期のカヴール教は魔法が微々たるものであったため、魔法が使えるものであっても人間とほとんど変わらず、その為に魔法が使えるものと使えないものの間でも大きな差別は存在しなかった。また悠久の時を生きるアセンの存在は教祖に次ぐものとして崇められ、彼自身は魔法が使えなかったために魔法を使えない者にも一定の地位を認められていた。

しかしながら3000年が経ち、魔法の力が強大な物となると「神は新しい世を作るために魔の力を授けた。魔の力を持たぬ古き世を生きる者は死すべし」とするガルム派が主流を占めるようになる。古くからの「神は人々を導くために魔の力を持つものを地上に遣わせた」とするエブル派は迫害されるようになり、そして根絶やしにされた。

また、アセンについても神は預言者カヴールに魔の力と永遠の命を授けたが、アセンが永遠の命をカヴールから奪ったとし、破門されてしまう。

その後アセンは現状に絶望し、エブル派の信者と共に大聖山に篭もってしまったと言われている。

当時のアセン派の信者は大聖山とは別にザメラ地方へと逃れ、後のマーベ族となった。アセン派は後にアストレア教と名前を変え、マーベ族から派生したマーベチック王国の国教となるのである。

アセンが破門され、ガルム派が権力を握った後に魔法が使える人間は魔族と名乗り、魔法が使えない者は魔族の奴隷とされるようになった。
魔族の中でも使用できる魔法の能力や血筋によって厳しい階級が定められるようになり、紀元前2200年頃、現在のレベットシティー北部に位置するノール湖の中央に魔法と奴隷によって人工島を作り上げ、そこにカヴール教の中心を移す。
そこに新たな国名を付け、スタファイム魔法王国を名乗るようになる。

紀元前500年頃より台頭してきたエデン教と激しく争い始め、最終的に終魔戦争によって壊滅状態に陥る。
オシャン周辺のみを支配するアルバヌス魔法王国と異なり、スタファイム魔法王国はレベット地方全域に領土を持っていたため
ネザール皇国やレジエント帝国に寄って領土を奪われ続けても僻地へと逃げ続けることにより信仰と王国を守り続けてきた。
だが最終的に新世界歴242年にスタファイム魔法王国が滅ぼされると、信者も散り散りとなってしまい新世界歴400年頃には魔導師が絶滅したことにより消滅したかに見られていた。

しかしながらガルム派が消滅しても前述の通りにアセン派がマーベ族に紛れ混んだことにより、完全な消滅は免れることが出来た。
だが、アセン派から派生したアストレア教はカヴール教とは程遠い、別の教えを持つようになったために、事実上は魔導師の絶滅と共に消滅したと言っても構わない

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Last-modified: 2016-02-07 (日) 13:13:38 (747d)