ヒラリラー 2018年三江線・別府旅行

5日目(3月22日)

疲れが溜まっていたためか案の定寝過ごしかけてしまいまして、八幡浜市発の普通列車の出発時間は5時45分ですが、フェリーターミナルを出たのが5時15分。なんだい余裕じゃんと思うあなた、八幡浜を舐めている。実は八幡浜港から八幡浜駅までは約2km離れており歩いて30分くらいかかるのである。なので小走りくらいで行けば丁度いい時間だったはずで、最初の方はフェリーターミナルの写真撮ったりと余裕があった。しかし痛恨のミスで途中道を間違えてしまった。そのため猛ダッシュで八幡浜駅に着いたのが5時43分というギリギリのタイミングでした。

八幡浜から乗るのがキハ32でして、2両編成にもかかわらずオールロングシートでビックリしましたね。しかもドアは2ドアでよくある気動車の小さいタイプなので違和感バリバリ。けれど私以外乗客がいなかったのと、外がまだ真っ暗だったので問題ありませんでした。ダッシュの疲れもありそのまま寝てしまい、気がつくと日も明けてきて伊予長浜、喜多灘を停車していき窓辺には瀬戸内海が見えてきました。人の数も徐々に増えていき、列車は終点の松山に到着。松山からは乗り換えて伊予西条行きに乗車。こちらは3000系電車でして、ここはもう電化区間なんですね。実は伊予市からは電化区間だったのですが気動車に乗っていたわけです。電車ということはスピードも上がりまして、定刻通り9時39分に伊予西条に到着。此処から先高松までは100km以上あるのですが高松近郊区間だけあって快速列車が運行されており、快速サンポートで一気に高松まで向かいました。高松近郊区間は複線電化されており快速マリンライナーや特急しおかぜ、その他普通列車が高頻度運行されており、今までJR四国に持っていたキハ54が単行で走っているような路線ばっかりという印象がかなり覆りましたね。

高松に着きまして、この旅最後の観光らしい観光ということでうどん巡りをしました。けれど高松のうどんってのは結構な広範囲に散っているので実は高松駅周辺にはあまり有名なうどんがないという…結局レンタサイクルを借りまして、まず向かったのが駅から東に1kmほど走ったところにあるうどん屋「たも屋」。ここに向かうまでに実は琴電と線路沿いを走りまして、動いている琴電も見ることができました。残念ながら今回の旅では琴電乗れなかったので、また改めて乗りに行きたいですね。讃岐うどんは基本セルフサービスが基本。凄いところだと茹でるのもセルフみたいなところもありますが、ここは茹で上がった麺だけもらってだし汁やトッピングはお好みでどうぞのスタイル。私はじつはこのスタイルのほうが嫌いなもの入れなかったり、好きなものの量を調整できるので好きなんですよね。

二店目に向かったのが「うどんバカ一代」で、ここも有名な讃岐うどんの店です。ここでは名物の釜玉バターうどんを頼みまして、小だともったいないかなとケチって中を頼んで食べたらなんとお腹がいっぱいになってしまいましたwそんなわけでもう1店舗くらい巡ろうかと思っていたうどん巡りは2店舗で終わってしまいました。ちなみに噂通り釜玉バターうどんは美味しかったです。

その後は18時10分発の快速マリンライナーに乗りまして、四国を出ていよいよこの旅最後の目的地である岡山へと向かいました。黄昏時の瀬戸大橋はとてもきれいでしたけど、この時間って夜ほどではないにしろ日が照っていないので写真撮ろうとしてもブレブレになってしまうんですよね。おかげで瀬戸大橋を車内から撮った写真は全部ブレブレになってしまいました。

岡山到着後は吉備線のキハ40に乗りまして、岡山駅から二つ先の駅である大安寺駅で下車。一見すると何もない地なのですが、ここには旅の疲れを癒やす最後のスポットがありました。それが「天然温泉ゆずき」です。ここは東京のスーパー銭湯と比較すると特段目立った特徴もない良くも悪くも普通のスーパー銭湯なのですが、別府温泉の衝撃的な入浴スタイルに少し傷心していた身に心からリラックスできる普通のスーパー銭湯は効きましたね。今でこそ当たり前に見るようになりましたが、露天風呂にテレビが備え付けられてるスーパー銭湯が初めてで、斬新に感じましたね。狭いながらも漫画コーナーや結構空いている畳敷きの休憩コーナーがあり、ゆったりしたかったのですがバスの時間が迫っていたので泣く泣く後にしまして、吉備線に乗ってまた岡山まで舞い戻りました。

失礼ながら岡山にも通勤通学ラッシュはあるようで、下りに乗ったときはかなり混んでいたのですが上りはガラガラで短いながらも快適で、岡山には22時35分に到着しました。その後は松屋で遅めの夕食を食べ、いよいよ帰宅の便である23時20分発の東京行きに乗車しました。オリオンバスは昔乗ったオリオンツアーのバスの民度が低すぎてあまりいい印象を持っていなかったのですが、都市間高速バスですと比較的落ち着いていてゆったり寝ながら東京まで向かうことができました。・・・まあ片道6000円の激安バスなんで当然四列シートなんですけどね。

途中休憩をはさみつつも9時10分には新宿に無事到着し、後はいつもどおりの経路で帰宅しました。